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キック・アス/マシュー・ヴォーン監督
text by yabuuchi

 世の中いろんな嘘あれど、嘘が嘘を呼んでいつしか現実を巻き込んでいく…「嘘から出た誠」みたいな話が、個人的に結構好きです。
『ビック・フィッシュ』しかり。
『ギャラクシー・クエスト』しかり。
『ダスト』しかり(少し違うかな)。
ちょっと下品だけど『知らなさすぎた男』も面白かった…ような気がします(昔見たのでうろ覚え)。
嘘って物語ですよね。その物語が現実に影響を及ぼしていくというか…、現実とごっちゃになっていく物語が、なんか昔から好きなんです。

そんなこんなで、『キック・アス』。
もう続編もとうの昔に出たというのに、やっとこさ最初の『キック・アス』。うう……今更スミマセン。
ヒーローにあこがれてヒーローのまねを始めちゃう情けない男が、うっかりほんとにヒーローになってしまう、という、設定だけ見ると好みにピッタリ。どこを見ても評価は軒並み高め。こりゃ面白いに違いない、と楽しみにしていた映画でありました。

……が!!
期待しすぎて見ちゃったのか、意外と…残念なことに、私はあんまり楽しめなかったのでした。…あ、あれえ??

果たして何がひっかかってノリきれなかったのか。
たぶん、それはあの素敵なヒット・ガール、クロエちゃんです。
幼いきゃしゃな女の子が銃器を操り大の大人を滅多矢鱈と殺し回る、というシチュエーションが撮り方によっては格好よく、痛快に見えるのもわかるのですが。実写の悲しみというか何というか、この映画、ちょっと彼女がかわいそうに見えちゃうのでした。

いやいや、道徳的に怪しからん!とかそういうツマンナイことではなくてですよ。わたし、『キル・ビル』とか嫌いじゃないんです。痛い描写は苦手だけど、タランティーノのあのノリは嫌いじゃない(アホや、とは思うけど)。
でも『キック・アス』はなあ…。
ビックダディが復讐に燃える描写を始め、物語そのものはマンガちっくだし(そりゃそうだ、アメコミだもの)、ニコラス・ケイジも人というよりキャラ!って感じなんだけど(さすがヒーロー好き)、なんというか、設定がどうこうというのを超えて、クロエちゃんという存在が生々しいんだもの。
全身タイツ着てマスクしてても、どうしても「生身」な感じがして、そこが気になってどうにも笑えない。すごいかわいくていいんだけど、アメコミのキャラではなくてやっぱり生きてる11歳の女の子にしか見えないのです。マスクの下の口元が妙に生っぽいというか危ういんだよ〜。うーん。気にしすぎなのかなあ。

ということで、もう、たぶん本来の主人公であるアーロン・ジョンソン君の虚構なんてどうでもよくなるのでありました。
(そういやこの人、ゴジラ最新作でも主人公だった…けど影が薄かったような気が……)
うう。もちっと骨太な物語があれば、もっと活きたんだろうけど。これまた無念。

うーん。クロエちゃんは非常にかわいく、続編も気にはなるんですけどね。ジム・キャリーも出てるし(ますますアメコミ色が強くなる…!)。

何にせよ、私はちょっとハマれませんでした。我ながら好きそうな映画なのに好きじゃない、という妙な印象を残した一本でした。うーん。
| 映画 | 23:42 | comments(0) | - | pookmark |
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