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Sunny4/松本大洋
評価:
松本 大洋
小学館
¥ 950
(2013-10-30)

text by uematsu

松本大洋の『Sunny』の新刊が出た。事情があって親と暮らせない子どもたちを預かる施設「星の子学園」が舞台。ここに集まる子どもたちの喜怒哀楽が本当に繊細にすくいあげられていて、ときどき読み進めるのが辛いほどになる。じっと一コマの画を見ながら、しばらく呆然とする。すると、ふいにそこに定着された子どもたちの表情から声が聞こえるかのような錯覚に陥ってしまう。
松本大洋の作品は昔からそうだけれど、子どもたちの切なさ、哀しみを描かせたら右に出る者がいない。星の子学園の目の前に放置されたポンコツの日産サニーに乗り込んで、子どもたちが時に母親のいる町へ空想の旅をしてみたり、時に宇宙へと出発してみたり、そして、時にあてもなくただただアクセルを踏み、声にならない声で叫びながらハンドルをむやみに切り続けたりする。
もう、その描写だけで、ああ、このマンガに出会えてよかった、と思えるのである。 
| コミック | 22:46 | comments(0) | - | pookmark |
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