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ベニスに死す/ルキノ・ヴィスコンティ監督
評価:
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ワーナー・ホーム・ビデオ
¥ 940
(2010-04-21)

 text by uematsu


早稲田松竹
突然、ヴィスコンティの二本立てって、ほんと早稲田松竹って映画はおもしろいなあ。というわけで、見に行く。んだけども、さすがにヴィスコンティの二本立てはきびしいぞ、と二日に分けて見ました。
日曜日の夜に最終回で「ベニスに死す」。この映画はこれまでに何度か見たことがあるんだけど、見る度にラスト近く、ダーク・ボガードが格好良く死んでいくというふうに思い込んでおります。美少年に魅入られ、死の匂いのするベニスの町で、主人公の老作曲家が病に倒れる。なんだか達観したように死を受け入れながら、ビーチチェアに身体を横たえて死んでいく、というとこしか覚えられないんですよね。
で、毎回見る度に、床屋で道化のような化粧をさせられ、白髪染めが汗と共に額に流れ出してくる、という無様なところが全部記憶から消えている。なぜなんでしょうね。もしかしたら、美少年を背後から眺めながら死んでいく、という観念的な印象が、目の前に見えている具体的な映像を押さえ込んで記憶されてしまっているんでしょうかね。
しかし、ヴィスコンティってすごいなあ。演出が切れまくっている、というのでもないし、役者がびっくりするほど上手いっていうのでもない。だけど、ものすごく説得力があるのは、「偽物は写さない」という徹底した決意があるからなのかもしれませんね。

| 映画 | 17:06 | comments(0) | - | pookmark |
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