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未来を生きる君たちへ/スサンネ・ビア監督
 text by uematsu
ギンレイホール
米国アカデミー賞で最優秀外国語映画賞を受賞した作品。アカデミー賞の外国語映画賞は近年、社会派というか、世の中にもの申す的な作品が多いので、正直まったく期待していなかったのだけれど、見ていて引き込まれるものがあった。
デンマーク人医師とその家族、そして、彼の赴任先であるアフリカ難民キャンプ。自分自身は、残虐な人殺しを救う立場になって苦悩し、彼の息子はデンマークの学校で、暴力的ないじめに遭う。それぞれの場所で、人々の生活に根を張る暴力。男なら誰しも経験しているだろうけれど、暴力というフィルターを一度通過してしまうと、人の哀しみや絶望は大きく深まってしまう。
この映画の登場人物たちもそうだ。特に子どもたちは暴力に屈することを覚え、暴力で対抗することを覚え、同時に大人や社会に対する不信感を抱く。ここまではそれほど難しくはないと思うのだが、ここから先が難しい。負の連鎖が続き、どうしようもない現実を突きつけられた子どもたちに、どんな未来を提示してやれるのか。
個人的にこの手の映画は苦手なのだけれど、しっかりとテーマを見据えて、そのテーマを着地させた演出は見事だなあと素直に思う。
| 映画 | 09:45 | comments(0) | - | pookmark |
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