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下流志向
text by yabuuchi

なぜ、子供たちは学ぶことを拒否し、
若者たちは働くことを厭うか、というのがテーマ。

どうにもこうにも世知辛く、
うんざりすることばかり見聞きするのはなんでかな…と
ずっと考えていたことについて、
いろいろ整頓し、明確にしてくれた一冊でした。

自分以外の誰かと向き合うとき、
等価交換が最低条件であり、
うまくいくことならば、
ローリスクでよりハイリターンなものを得るように、
自分を優位な立場にもっていけるように考える。
学ばないのも働かないのも、
こういった価値観こそが正しいという意識があるから
…ということなのでした。

なるほどなあと思います。

こういう考えってビジネスでは有効かもしれないけれど、
子どものころからその価値観しかない、と信じてしまうのは、
さびしいというか、むなしいというか…、
なんだか、うそ寒い気持ちになってしまいます。
誰かより損をしないように、
少しでも得するように生きていこう!なんて決意すると、
何にもできないというか。

損得勘定で考えると、
社会に出てこのかたずっと不景気しか知らない30代としては
いつも貧乏くじをひいてばかりいるような気もしますが、
でも、だからといって息を潜めて生きていくのも、なんだか違う気がしますしね。
あらゆる世代が多かれ少なかれそう感じてるんでしょうし。

そもそも世の中を損と得の二つにわけるなら、
芸術なんて何の得にもなりゃしないでしょうし、
でも、それが好きなんだから、
馬鹿でもなんでも仕方ないよなあ、と
もう笑っちゃうしかない昨今なのでありました。
| 読書 | 12:51 | comments(0) | - | pookmark |
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